【過去イベントレビュー】JBC2017前日最終予選

約5か月に渡り続いたJapan Beatbox Championship(以下、JBC)2017もいよいよ大詰め。
11/25(土)には東京の代官山LOOPで、ソロ部門最後のファイナリストを決める前日最終予選が行われた。

11/4(土)に開催された東京二次予選が終了した段階で、キッズ部門とタッグ部門の全ファイナリストが確定。
ソロ部門も全16名のうち15名が決定したが、今年から決勝大会のステージに立てる最後の1名を、決勝大会の前日に決定する運びとなった。

会場には地方予選、東京二次予選で惜しくも涙を飲んだプレイヤーなど約60名が集結。
他の大会では優勝経験のある実力者や、JBCが始まった黎明期から参加していたプレイヤーなどバラエティに富んだ顔ぶれが出揃った。

予選の内容も、正に”混戦”という言葉が相応しい、気持ちのこもった試合が続いた。
今ままでの地方予選はBEST4に入れば、ひとまずは決勝大会へ行ける挑戦権は獲得できた。
しかし今回決定的に違うのは、優勝しなければ、準優勝でも予選落ちでも結果は同じというところだ。

熾烈な争いの中、約60名から最後に残ったのはMASAHIROとRYOYOの2名。
MASAHIROは北海道予選でBEST4、RYOYOは関東予選で準優勝という好成績を残しながらも、決勝大会への切符はあと一歩で掴めていなかった。

決勝戦は、まず先攻のMASAHIROが粒の揃った小気味よいビートを炸裂させる。更に細かい刻みの中に得意のベースも多用し、真骨頂のパフォーマンスを見せた。
一方のRYOYOは、相手が作り上げた空気を序盤の8ビートのみで一蹴。MASAHIROがBPMの速さで仕掛けてきても土俵に乗らず、メロディアスなフロウで己を貫いた。
両者とも音の正確さには定評があり、落ち着いて聞き続けられるビートの中にも、大きな盛り上がりが何度も押し寄せた。

バトルの結果は見事に票が割れて延長戦へ。
流石にもう持ち弾が無くなったと思われたが、ここでRYOYOが和のテイストを取り入れたビートを披露し、会場を驚かせた。
頭を抱えたジャッジは異例となる審議の時間を設け、話し合いを重ねた結果2票の札はRYOYOにあがり、この瞬間前日最終予選のチャンピオンが決定した!
これでRYOYOは翌日に控えた決勝大会進出が決まり、ソロ部門の第8試合でDAISAKUと対戦することとなった。

この日のRYOYOはどの試合でも相手に臆することなく、淡々と、そして確実に自らのスタイルという牙城を築き上げていった。
勝負は時の運と言うが、予選から着実に積み上げてきた空気感や雰囲気の頂に、この日の優勝があったのかもしれない。

会場からは最後まで戦い抜いたMASAHIRO、そしてこの日エントリーした全てのプレイヤーにリスペクトの拍手が送られた。
称賛の輪の中心にはRYOYOの姿があったが、そこには手離しで優勝に浸っている様子はなく、既に決勝大会に向けて新たな決意を固めているような表情にも見えた。

   

 

※前日最終予選のダイジェスト映像はこちらから
https://freshlive.tv/japanbeatbox/178015

開催日:2017.11/25(SAT)
会場:代官山LOOP
住所:渋谷区鉢山町13-12 B1F
予選受付 13:00
予選開始 14:00
エントリー費:¥3,500
観戦:¥2500(1D込)
※チケットは当日券のみ

【JUDGE】
妖怪うらに洗い
KAIRI

【DJ】
KOHTA
マザーファッ子

【MC】
SWAT