ソロ部門日本一はmomimaru!【イベントレビュー】JBC2018決勝大会

半年にわたる長い戦いの末、遂に2018年の日本チャンピオンが誕生した。

HUMAN BEATBOXの日本一を決める唯一の公式大会、Japan Beatbox Championship(以下、JBC)2018。
開催9年目を迎えた今年は、12月29日(土)に川崎CLUB CITTA’で決勝大会を開催。
6月30日から地方予選がスタートし、年終わりとともに決勝大会を迎える形となった。

今年も日本チャンピオンを争う部門は昨年に引き続き、ソロ部門、タッグ部門、そして中学生以下限定のキッズ部門の3つ。

注目の審査員には、2018年にドイツで行われたWorld Beatbox Championshipで見事優勝を飾ったAlexinho、そして同大会でvice championに輝いたB-Artを招き、JUDEG席には世界のTOP2が並ぶ形となった。

また、国内からはフリースタイル・バスケットボール日本一決定戦で、史上最年少優勝を記録したZiNEZ、レゲエシーンからJ-REXXXを招聘し、大会前から注目を集めた。

大会はソロバトルのBEST16戦からスタート。
一回戦からプレイヤーがステージに登場する度に歓声があがり、オーディエンスもまさに”参戦”している姿が多く見られた。

-キッズ部門の日本一決定戦!
昨年初の導入を試み、大反響を残したKids Battleから決勝が行われた。

先攻はJene。優勝候補のDOREに物怖じすることなく対峙し、堂々としてパフォーマンスを披露。
対するDOREはステージを広く使い得意のサウンドでビートメイクを見せた。
一進一退の攻防にジャッジも頭を抱え、判定はドローに。2018年のキッズ日本一が決まる瞬間は延長戦へともつれ込んだ。

エンドが変わってDOREが先攻で仕掛ける。
延長へ入っても動揺することなく、気迫のこもったBEATをぶつけた。
初の決勝ステージに上がったJeneも気持では負けていなかった。
BEATにローの聞いたサウンドを織り交ぜ会場を沸かすと、体全体を使って60秒のパフォーマンスををまとめあげた。

そして頂上決戦に相応しい戦いを制したのはJene!!
決勝大会初出場のJeneが見事強豪を打ち破り、キッズビートボクサー日本一の栄冠を手にした。

-今年も会場は熱狂の渦に!
続いて行われたのは2on2で戦うタッグ部門。
決勝の舞台にあがったのは、今年破竹の勢いで勝ち進んできたJo-Wsと、昨年王者のRhythmination。

先攻のJo-WsはムーディなBEATの構成で会場の空気を一気に掴むと、その後も用意していたツボが全てハマり、審査員も二人のパフォーマンスに釘付け状態。
そんな中Rhythminationも己のスタイルを貫く。
Jo-Wsを茶化しながらも縦横無尽にステージを駆け巡り、飽きが来ないスタイルを今年も見せつけた。

キッズバトル以上に難しい内容となった試合は、観客の声援も見事に割れオーディエンスジャッジはドローの判定に。
勝敗の行方は審査員の票に委ねられ、延長に突入するかとも思われたが、ハンズアップの手が挙がったのはJo-Ws!!

見事の昨年のチャンピオンを倒し、念願の日本一を手に入れた。

-2018年の戦いが遂に終焉
会場が最高のボルテージの中、2018年の日本チャンピオンを決める瞬間がやってきた。

今年の述べエントリー数は600名をオーバー。
その中で長い戦いを勝ち抜き、決勝のステージに立ったのはDUB-OXとmomimaru。
共にJBCでも過去にファイナリストを経験している実力者同士が、日本一の称号をかけて相対することとなった。

先攻をとったのはDUB-OX。
初戦から見せていた”ラフ”なスタイルはここでも健在。
自ら奏でる音でリズムに乗り、戦いながらもその姿は楽しんでいるようにも見えた。
また、その勢いから放たれるBEATは、爆発的な攻撃力を持ち会場を沸かせた。

一方のmomimaruも、決勝のステージに憶することなく自身の世界観を演出。
ノリノリのDUB-OXに対し、静かな入りからHOUSEをビートメイク。
決勝戦は静と動の戦いで一進一退の攻防を見せた。

試合が動いたのは2ターン目。
お互いがルーティーンの中に「ラスト」と言い放ち渾身のBEATを披露した。
最後はmomimaruがパフォーマンス終わりにDUB-OXと手を合わせ、熾烈なバトルながらも最高にピースな雰囲気で決勝戦が終了。

審査はオーディエンスとジャッジ4名に委ねられ、世界チャンピオンであるAlexinhoのハンズアップで手が挙がったのはmomimaru!!

momimaruは優勝が決まった瞬間に崩れ落ち、応援してくれた仲間、そして戦ったDUB-OXがうずくまるmomimaruのもとへ祝福へ駆けつけた。

96年代同士の戦いはmomimaruに軍配が上がった。
momimaruはBEATBOXに出会ったきっかけや、ここまでの道のりを優勝インタビューで涙ながらに語り、JBC2018は感動的な幕切れとなった。

これで約半年に渡って開催されてきたJBC2018の全日程が終了。
今年の決勝大会はファイナリスト自らがオープニングに登場する演出や、バトル終了後に行われたJ-REXXXのGUEST LIVEなど、最初から最後まで常に白熱した雰囲気をキープしたまま進行が行われた。
「HUMAN BEATBOX」をメインコンテンツにしながら、多角度からの演出でイベントを盛り上げていたのが今大会の特徴だった。

いよいよ来年は10周年を迎えるJBC。
長い戦いが、またここから再び始まろうとしている。
新たなスター、そして新たな時代が生まれる大会になることを、今から期待していきたい。

Japan Beatbox Championship2018
開催日:2018.12.29(SAT)
会場:川崎CLUB CITTA’
住所:神奈川県川崎市川崎区小川町 5-7
電話:044-246-8888
OPEN:14:00
START:14:50
前売り¥4,000
当日¥5,000
※それぞれ別途1D代

【WINNER】
SOLO:momimaru
KIDS:Jene
TAG:Jo-Ws

【JUDGE】
Alexinho
B-Art
ZiNEZ
J-REXXX

【DJ】
HIROKING
IKU
Back4

【MC】
KENSAKU