2019年5月26日(日)、福島県では2回目となるBoost福島大会が開催された。
2015年6月に記念すべきBoost初開催が福島県福島市で行われ、約4年の歳月を経て通常回最後となるBoostが福島県いわき市で実施される運びとなった。
大会は初心者用のバトルBと、経験者が集うバトルAの2つのバトルコンテンツを導入。
東北圏内のビートボクサーを中心に約20名のエントリーが集まり、会場のMusic Bar burrowsには熱のこもったBEATが鳴り響いた。
-地元福島が見事頂点に
初心者用のバトルB決勝戦のステージに上がったのはHYSとTEPPEI。
東京から乗り込んできたTEPPEIはダブルボイスを織り交ぜたBEATを披露するなど、技術力の高さと存在感を示した。
一方、地元開催のバトルに燃える福島のHYSは、TEPPEIのルーティーンにアンサーを返し戦う姿勢を見せる。
予選から終始小気味の良いBEATを刻み、”乗れる”BEATBOXで会場を盛り上げた。
難しい判定の勝負となったが、優勝決定の瞬間手が挙がったのはHYS!!
同じいわき市の先輩ビートボクサーであるB-sicと一緒に今大会のオーガナイズスタッフを務めながら、HYSが自らバトルBの王座を手にした。
-通常大会ラストバトルの行方は
バトルAの決勝戦で対峙したのはKO-SUKEと剱 兼宗。
6月いっぱいで活動終了が決まっているBoostは、記念大会とチャンピオン大会を残し、地方での通常開催はこの福島大会がラスト。
決勝戦ではその最後のバトルとなるに相応しいハイレベルな攻防が繰り広げられた。
サンプリング力に定評のあるKO-SUKEは決勝戦でもそのスタイルをいかんなく発揮。
カタいBEATの上にまるでDJプレイをするかのような構成で山場を演出。
会場からは何度も歓声が沸き、オーディエンスジャッジの1票はKO-SUKEが獲得した。
対する剱 兼宗も己のスタイルで堂々のパフォーマンスを披露。
吸って発生させる得意の技術を駆使して会場をロック。
独自のスキルを組み合わせることにより、定番のルーティーンに新しい命を吹き込んだ。
先にKO-SUKEがオーディエンス票を獲得していたが、ジャッジ2名の票が加わった結果、優勝を掴みとったのは剱 兼宗!!
過去にBoostで何度も好成績を残してきた剱 兼宗が、最後の大会でも頂点に立ち、年間ポイントランキングで圧倒的な首位をキープした。
GUEST LIVEでは宮城出身のビートボクサーYuichiが圧巻のパフォーマンスを披露する他、もう一人のジャッジORITEAとオーガナイズスタッフのB-sicがコラボレーションLIVEを行うなど、見所の詰まったイベントとなった。
最後の通常開催となった福島大会は無事に終了。
2015年に福島で始まったプロジェクトは、計40回以上の大会開催を経て、同じ福島県で有終の美を飾った。
開催日:2019.5/26(SUN)
会場:Music Bar burrows
エントリー費 バトルA:¥2,500 バトルB:¥2,000
観戦: ¥1,500(1D別)
※小学生以下は1Dのみで入場可
【JUDGE】
ORITEA
Yuichi
【WINNER】
バトルA:剱 兼宗
バトルB:HYS
【MC】
太平
【DJ】
EGG